13年間

 

気ままにゴロゴロなついて、でもご飯もらったら知らんぷりしてすぐ遊びに行っちゃうし、夜な夜なナゴナゴ鳴いて3日ぶりに帰って来たと思ったらげっそりしていて、でも満足気な顔してグーグー寝てたね。。ハンバーグみたいな顔したオス猫、黒のキジトラ、右耳は噛まれてギザギザだけど薮睨みする目とのコントラストがめっちゃかっこよかったし、何よりもふらふらと現れては消える自由さに私たち家族は癒されてたし、エピソードも沢山、最後まで完全には慣れてくれなかったけどね。その素っ気なさもまた愛おしくて大好きだったんだよ。。

ここしばらく帰ってこなくて、3日前に瀕死の状態で見つかったんだけど(戦った時の顔の傷の炎症と脱水症状)、抱き抱えられた時には目も開かないくらいにグッタリ、名前を呼んだら腕の中で『ニャーニャーニャー』と三回だけ小さく鳴いた。。

そして13年の外猫生活を全うして今日の夕方、みんなに見守られながら、全てを背負って行くかのように、彼はかっこよく旅立ちました。。

不穏な世の中に終止符を打ってくれたの?とでも思うほど、俺が全部持って行くから安心しなよって言ってるかのような最後、に見えた。

悲しいのに、涙が次から次へと溢れて止まらないのに、猫のくせに、かっこ良すぎるわ。。

13年前に、子猫のあんたを私がパンでおびき寄せて、だんだんと近づかせて膝に乗るようにして、私の膝の上で丸まって寝てたんだよ、覚えてる?忘れないでよ、絶対に忘れないでよ。。めっちゃ可愛いかったんだからね。

ありがとう、ありがとう、ありがとう。

大好きだよ、ありがとう、頑張ったね。

私たちも頑張るから、本当にありがとう、またね。。