50FK

やっと公開、観に行こうと思ってた、前々から、今日。
仕事ないし、この月曜日に観に行けると思っていた。。
3日前の金曜日、6/1に、隣の家の三男坊のお嫁さんが亡くなった。3年前から隣人、あまり交流がなかったのだけど。
結婚して奈良に家族で住んでいたが、4年前に癌がわかり、3年前に2人の実家のある静岡県に戻ってきて、今年になって余命わずかだと宣告されてた。先週まで家にいて、この夏も乗り切るんだろうと油断していたら、突然、、、
高校2年と、中学3年の男の子の母だった。。
この2人を残していく彼女の気持ちを考えようとする度に、身が引き裂けるような感覚になって先へ進めない。。

私は30年前に、母を亡くした。高校2年の夏、弟は中学3年。
母はまだ42才、父はまだ45才だった。
当時の私から見たら、熟練の夫婦に映っていたけれど、母の年を超えた今、まだまだ発展途上のひよっこ夫婦だったのかもと思う、笑。
あの時、父は一晩で、頭髪が真っ白になった。
今、隣の旦那さんは、円形脱毛が沢山ある。。
30年経っても父の悲しみは癒されることはない、その雰囲気だけは感じ取れるので、何もない家庭なんてない、そんな考えのもとに、なるべく明るく、やりたいように、時間はかかるけど、時間にも助けられてここまできた。。

私がたぶん一番寄り添いたいのは、残された子供たちの気持ち。
根底から湧いてくる、お母さんのぶんまで生きなくてはならない使命感と生命の叫びにしばらくは振り回されてしまう。
かわいそうだと思われない生き方をしなければと、がんばる。
そして、子供は強く、伸びしろもあり、世界も広がり、、いつの日か一番悲しいのは自分ではなくて父親なんだなと、、年老いていく父を見るのがつらくなる日々がやってくる。。
心の底から甘えられる相手は母しかいないんだと、何万回も想いながら乗り越えてきた自分よりも、深い所にいる父。。

タイムマシンがあったら、私は過去に行く。。

何も起きない人生なんてないとわかっていても、悲しい。。

でも、少し考えれば、過去に行っても仕方がないと気づき、前を見る。。

「50FK」公開おめでとうございます。

あと少ししたら観に行きます。気持ちが起き上がってこない。。




////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////